代表挨拶

中国の北京大学を卒業後、日本の早稲田大学 大学院を修了。若き日より日中両国において、様々な事業創出を行い、特に観光・インバウンド事業の分野への思いを強く有する事業家。また、中国語、日本語のバイリンガルであり、中華圏を中心とした資本や人脈をベースとしたネットワークを有し、今後のホテル運営事業、インバウンド関連事業を中心とした成長を目指す当社の鍵となる経営者である。

 皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。この度、株式会社イントランスの代表取締役社長に就任いたしました何 同璽(か どうじ)と申します。

人口減少に向かう日本経済において、インバウンド業界は重要な牽引役の一つであります。新型コロナウィルスの影響が収束に向かうとともに、日本のインバウンド市場が急回復に転じており、弊社としては商機が到来しつつあると感じています。ホテル運営事業を中核としたインバウンド向けビジネスの拡大によって、日本経済の発展に貢献することは、当社グループの大きな社会的使命であります。中華圏(グレーターチャイナ)からの訪日観光客に対して、旅行ツアーの提供等を始めとする「旅マエ」のサービスから、ホテルオペレーションやランドサービスといった「旅ナカ」のサービスを垂直的に提供できる点が、当社の強みです。

今後は、グローバルスタンダードの運営体制・手法を取り入れると同時に、AIなど世界最先端の運営テクノロジーの導入を図り、総合的な運営能力を武器に、ホテル不動産の価値を高めてまいります。また、「旅アト」の事業として、ホテル不動産については自己資金ではなく、中華圏を中心とした投資家より資金を集め、ファンドを通じて事業の規模拡大を目指します。

このように、中華圏から、観光客と資金を日本へ誘導し、バリューチェーンの両端をカバーする、フローとストックを掛け合わせた事業により当社グループは成長を実現します。コロナ禍の3年間、当社グループは経営資源と財務体力を保つため、「守りの経営」を強いられておりましたが、今期以降は壮大な時代の奔流に乗って、「攻めの経営」を展開していきます。

私自身、かつて日本の大学院に入学して以来、日本の美しい自然や文化に魅了され、数十年にわたり国内のインバウンド関連事業に携わり続けてきました。日本の様々な地域の魅力を数多くの旅行者に発信し、さらなる日本の観光資源の価値向上に貢献したいと強く願っています。

ご支援頂いております皆様のご期待に応えるべく、役員・従業員が一丸となり、全力で取り込んでまいりますので、今後ともご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社イントランス
代表取締役社長
 何 同璽